こだわり
こだわり 3
住宅の価格 3
2012-07-18
「坪単価のトリック」
住宅を取得しようとするとき価格は重要な要素である。誰でも限られた予算の中で少しでも安くしたいと思う。
建築費用を算出する際に「坪いくら?」という考え方は古くから日本人に定着しています。概算を把握するのには便利な反面、他社との比較の材料としては全く役に立たないものです。
最近、ローコスト住宅メーカーなどは特に好んでこの「坪単価」の安さを営業の武器にしています。お値打ちそうに見えて実は巧みなトリックが仕掛けられているのです。
その1例としてローコストを売りにしている建物はほとんど全てがメーターモジュールです。メートルを単位として建築して、値段は坪で表示しているのです。たとえば、同じ間取りの建築物でも尺貫法で造られたものに対してメートル法で造られたものは1.2倍以上面積が多くなるのです。35坪の建物の間取りでは42.42坪になるのです。これを同じ1400万円だとすると、尺貫法では40万円/坪、メートル法では33万円/坪となるのです。
また、分母になる建物の面積は建築基準法の床面積ではなく工事面積と称して各住宅会社によってその取り扱いはバラバラですから、ベランダやポーチ、テラス、吹き抜け、小屋裏など面積にたくさん加えるほど坪単価は安く表示することができます。
さらに、本体工事費に何と何が含まれていて、別途工事は何があるのか、また諸経費の中身なども各社バラバラで一定の基準みたいなものも全く存在しません。
そして、総工事金額といっても、とこからどこまで含まれているのか、どの程度のグレードで表示しているのかは全く異なっています。標準などというレベルも各社とも独自の判断で定めているものです。
だから、「坪単価」は比較検討の材料にはならないし、安く見せようと思えばいくらでも手法が存在するので坪単価が安い=お値打ちではないのです。同じメーカーの中で商品の比較をする場合にはグレードによる価格の違いを判断する参考になるとは思いますが、やはりある程度は値段相応なんだと思います。
「坪単価」の安さで勘違いをしてしまい、あれこれ注文をしているうちに結局は高くついてしまうことが多いのです。また、あれもこれもグレードアップして、それでも世間の相場よりかなり安いなんていうのは、何か理由があるんじゃないかと疑った方がいいのでは?耐震偽装事件でヒューザーが販売した格安マンションを思い出してください。
住宅は確かに高額な買い物です。しかし、長い間使用し、そこで子どもたちが成長したり家族の健康で明るい日々をすごしていくのです。簡単に建て替えたりもできません。
だからこそ価格が安いことばかりに目を奪われるのではなく、自分の資金計画の範囲で、どの部分をグレードアップし、どこを辛抱するか賢い選択をし、自分の資金計画とライフスタイルに合った住まいづくりをしていただきたいのです。
当社では皆様のご希望の住まいのかたちを、ご予算に応じた適正価格でご提案し、皆様の立場に立って「長く安心して暮らせる住まいづくり」をお手伝いさせていただきます。
住宅を取得しようとするとき価格は重要な要素である。誰でも限られた予算の中で少しでも安くしたいと思う。
建築費用を算出する際に「坪いくら?」という考え方は古くから日本人に定着しています。概算を把握するのには便利な反面、他社との比較の材料としては全く役に立たないものです。
最近、ローコスト住宅メーカーなどは特に好んでこの「坪単価」の安さを営業の武器にしています。お値打ちそうに見えて実は巧みなトリックが仕掛けられているのです。
その1例としてローコストを売りにしている建物はほとんど全てがメーターモジュールです。メートルを単位として建築して、値段は坪で表示しているのです。たとえば、同じ間取りの建築物でも尺貫法で造られたものに対してメートル法で造られたものは1.2倍以上面積が多くなるのです。35坪の建物の間取りでは42.42坪になるのです。これを同じ1400万円だとすると、尺貫法では40万円/坪、メートル法では33万円/坪となるのです。
また、分母になる建物の面積は建築基準法の床面積ではなく工事面積と称して各住宅会社によってその取り扱いはバラバラですから、ベランダやポーチ、テラス、吹き抜け、小屋裏など面積にたくさん加えるほど坪単価は安く表示することができます。
さらに、本体工事費に何と何が含まれていて、別途工事は何があるのか、また諸経費の中身なども各社バラバラで一定の基準みたいなものも全く存在しません。
そして、総工事金額といっても、とこからどこまで含まれているのか、どの程度のグレードで表示しているのかは全く異なっています。標準などというレベルも各社とも独自の判断で定めているものです。
だから、「坪単価」は比較検討の材料にはならないし、安く見せようと思えばいくらでも手法が存在するので坪単価が安い=お値打ちではないのです。同じメーカーの中で商品の比較をする場合にはグレードによる価格の違いを判断する参考になるとは思いますが、やはりある程度は値段相応なんだと思います。
「坪単価」の安さで勘違いをしてしまい、あれこれ注文をしているうちに結局は高くついてしまうことが多いのです。また、あれもこれもグレードアップして、それでも世間の相場よりかなり安いなんていうのは、何か理由があるんじゃないかと疑った方がいいのでは?耐震偽装事件でヒューザーが販売した格安マンションを思い出してください。
住宅は確かに高額な買い物です。しかし、長い間使用し、そこで子どもたちが成長したり家族の健康で明るい日々をすごしていくのです。簡単に建て替えたりもできません。
だからこそ価格が安いことばかりに目を奪われるのではなく、自分の資金計画の範囲で、どの部分をグレードアップし、どこを辛抱するか賢い選択をし、自分の資金計画とライフスタイルに合った住まいづくりをしていただきたいのです。
当社では皆様のご希望の住まいのかたちを、ご予算に応じた適正価格でご提案し、皆様の立場に立って「長く安心して暮らせる住まいづくり」をお手伝いさせていただきます。