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こだわり

こだわり 2

数値や基準の意味?
2012-07-18

平成23年3月11日、東日本大震災が発生。その被害はあまりに甚大でその傷跡はそう簡単に癒えるものではない。そして、もう1つ大変なことが福島第1原発事故だろう。ここではマイクロだの何ミリシーベルト、何とかベクレルだとか意味不明の数値や単位があふれ安全基準がいくつだとか、直ちに影響の出る数値ではないとか、暫定値だとか、何歳以下にはどれだけまでなら許容範囲だとか。
その日の風の向き、強さ、気象条件も考慮せずに、一律に何キロ圏内がどうのこうのと。
それも、コロコロと基準値が変わる。これらの報道を見聞きして強く感じたことは、これらの数値は国民の生命や財産を守るものでも将来を保証するものでもないんだということ。役人や、上層部の人たちの保身のためだけに勝手に都合のいい数値や基準を並べて翻弄しているだけだったのでは。うそで塗り固め訳のわからない数値で大丈夫、安全だと思い込ませる道具だと思えた。

最近の住まいも性能表示をはじめ、やたらと数値や基準で比較したがる。だれかが自分たちの都合のいいように勝手に決めた基準だ。基準とは同じ種類のものを同じ測定方法で比較したときにバラツキがあるものをある一定のレベルで線引きして、それ以上であるかそれ以下であるかを判断するものだと思うが、住宅のようにあらゆる工法でそれぞれ違う仕様で造っているものを、その数値で共通に推し量ろうとすることに大した意味は無いと思う。まして、住宅の全体を比較も考慮もしないで、ある一部の性能を比較だけしてみたところで、その性能値が高いから「良い家」だとするのはいかがなものか。その部位の優位性だけを誇張して宣伝する大手メーカーの術中にはまりすぎていないだろうか。
とくに、木造住宅では数値で推し量れない事柄も多いし、むしろ数値で推し量れないものの中に住まいとしての大切な要素の多くが含まれていると思うのです。

食品の賞味期限や様々な含有物、カロリーなどの数値もしかり。消費者がそれらをあてにしすぎていると、次々に偽装事件は起きる。偽装を見破れないことも多いのでは?数値は誤診断やごまかしもありうる。現実にその数値を上げるだけのことに目を奪われて重大な欠陥がある住宅を造っている会社が多いのでは?たとえば省エネ性能を1つ取り上げてみても、どの種類の断熱材を使用したかで等級を分けているが、断熱材の種類に応じた正しい施工が伴っていなければ、期待の性能は得られないどころか結露等の重大な欠陥を生じさせる原因となっている場合もあるのです。

私たちはそんな数値に縛られたり、信用しすぎたりせず、もっと感性を磨かなければいけないのではないか。基準の数値はあくまでも参考にする程度にして、自分や家族にとって良いものかどうか、本物と偽物、安全か危険か。それらを冷静に見極めて、大切な住まい造りは何でも相談できてアフターも安心で信用できる地元の業者に依頼するのが良いと思うのです。

岩橋建設株式会社
愛知県尾張旭市城前町城前41-3
TEL.0561-53-5123
FAX.0561-53-0009


1.住宅の新築・リフォーム
2.外構工事
3.登録≪一般建設業≫
愛知県知事 第4862号
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≪住宅瑕疵担保責任保険登録≫
㈶住宅保証機構 第10016103号
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