こだわり
こだわり 1
リスクを避けた家造り
2012-07-18
耐震偽装の姉羽事件以後、住宅には瑕疵担保責任を義務付ける法律が施行された。
これは構造的な欠陥や雨漏りについて10年間保証するものであり、施工者が倒産しても保証される仕組みである。
この法律により、製品や施工方法において「取りあえず10年間問題が無ければ良し」というような考え方が一部にあるように感じられる。
10年なんてあっという間に過ぎる。住宅は少なくとも30年や40年は使用されなければならないと思うのです。長期のローンを利用していれば尚更である。
電化製品や、住設機器の多くは10年くらいの寿命のものが多いし、もちろんまったくメンテナンスなしで何十年も長持ちするものではないが「10数年後にはあちらもこちらも悪くなってくることが分かっている」ような住宅を建てたくはないと誰もが思うはずである。
ところが、「よくもまぁこんな家を造ったものだ」言いたくなるような建物は多い。雨漏りひとつを例にしてみてもである。この地域は台風の進路になることが多く、近年では局地的ではあるがゲリラ豪雨は珍しくない。雨は、横からも、下からも降る。建物が新しいうちは、防水やコーキングもしっかり効いているし、建物にもクラックなどの損傷も少ないので良いのだが、10年も過ぎたらどうだろうか?やたらと谷樋が多かったり、トップライトをつけてみたり、わざわざリスクの高い設計をしなくてもいいのにと思う建物はたくさんある。
また、建物の寿命に対して設備機器の交換、メンテナンスのサイクルは短い。その時期に余分な費用がかかるような取付方法、取り付け位置になっていたりする。
考えられるリスクは大変たくさんあります。ここでそれらのリスクをいちいち列記するつもりも無いが、設計者、施工者、販売者がそれらのリスクに対する知識が乏しいのか、消費者の受けを狙ってデザイン性や格好の良さを優先している為であろうが、あらかじめ分かっているリスクに対してお施主様に十分な説明をすることもなく平気で建てているとしか思えないのである。
「その後の、メンテナンスは有料であるし、まして法的にも責任問題になることも無いのでそれでいいんだ。」という考え方なのだろうか。
当社は、地域の皆様の信用の元に今日まで仕事を続けさせていただいているのです。建てさせていただいた建物はずっと面倒を見続けなければと考えています。なるべく、メンテナンスの機会が少なく、また手間のかからないようなことを重要視しています。
しかし、どんなに高価な住宅でもメンテナンスをしなければ長持ちさせることはできないのですから、当社ではメンテナンスのしやすいことを重要視し、後の作業スペース的にも余裕を持った設計をするようにし、お施主様にとっても、当社にとってもリスクの少ない建て方を模索しているのです。
これは構造的な欠陥や雨漏りについて10年間保証するものであり、施工者が倒産しても保証される仕組みである。
この法律により、製品や施工方法において「取りあえず10年間問題が無ければ良し」というような考え方が一部にあるように感じられる。
10年なんてあっという間に過ぎる。住宅は少なくとも30年や40年は使用されなければならないと思うのです。長期のローンを利用していれば尚更である。
電化製品や、住設機器の多くは10年くらいの寿命のものが多いし、もちろんまったくメンテナンスなしで何十年も長持ちするものではないが「10数年後にはあちらもこちらも悪くなってくることが分かっている」ような住宅を建てたくはないと誰もが思うはずである。
ところが、「よくもまぁこんな家を造ったものだ」言いたくなるような建物は多い。雨漏りひとつを例にしてみてもである。この地域は台風の進路になることが多く、近年では局地的ではあるがゲリラ豪雨は珍しくない。雨は、横からも、下からも降る。建物が新しいうちは、防水やコーキングもしっかり効いているし、建物にもクラックなどの損傷も少ないので良いのだが、10年も過ぎたらどうだろうか?やたらと谷樋が多かったり、トップライトをつけてみたり、わざわざリスクの高い設計をしなくてもいいのにと思う建物はたくさんある。
また、建物の寿命に対して設備機器の交換、メンテナンスのサイクルは短い。その時期に余分な費用がかかるような取付方法、取り付け位置になっていたりする。
考えられるリスクは大変たくさんあります。ここでそれらのリスクをいちいち列記するつもりも無いが、設計者、施工者、販売者がそれらのリスクに対する知識が乏しいのか、消費者の受けを狙ってデザイン性や格好の良さを優先している為であろうが、あらかじめ分かっているリスクに対してお施主様に十分な説明をすることもなく平気で建てているとしか思えないのである。
「その後の、メンテナンスは有料であるし、まして法的にも責任問題になることも無いのでそれでいいんだ。」という考え方なのだろうか。
当社は、地域の皆様の信用の元に今日まで仕事を続けさせていただいているのです。建てさせていただいた建物はずっと面倒を見続けなければと考えています。なるべく、メンテナンスの機会が少なく、また手間のかからないようなことを重要視しています。
しかし、どんなに高価な住宅でもメンテナンスをしなければ長持ちさせることはできないのですから、当社ではメンテナンスのしやすいことを重要視し、後の作業スペース的にも余裕を持った設計をするようにし、お施主様にとっても、当社にとってもリスクの少ない建て方を模索しているのです。