こだわり 2
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2024-02-22T14:01:57+09:00
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2012-07-18T00:00:00+09:00
住宅の価格 1
https://www.iwahashi-kensetsu.co.jp/publics/index/54/detail=1/b_id=35/r_id=26#block35-26
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いろいろな家があるように、住宅の価格もピンからキリまでありますね。<br />
どのくらいの価格が正しいのでしょうか。おそらく、どれもそれぞれに正しいとも言えるのかも。<br />
では、なぜそんなにバラツキがあるのでしょう。高いもの、安いもの、それぞれを求める消費者がいるからでしょうね。<br />
でも、適正価格ってあるんじゃないでしょうか。同じ内容のもので比べたら、おおよそこれくらい前後っていう数字は出るでしょうね。<br />
商品が多種多様にありすぎるから、どれくらいが適正価格かっていうのは困難なことのようです。<br />
その価格表示の方法も実に千差万別ですね。入口の価格であったり、出口の価格であったり、あれもこれも別途工事で費用がどこまで含まれているのか各社ともみな違いますよね。<br />
ですから、ただ価格のみを他社との比較の材料にすることは正しくないでしょうね。<br />
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各社ともある程度は値段相応であると考えられます。そしていくつかのグレードを用意していると思います。<br />
住宅でなくても、あらゆるものが超安値のものからブランド品の高価なものまで品揃えがありますよね。<br />
購入する側の価値観で選択するものですよね。商品の良さも人それぞれに受け止め方が違います。<br />
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ただ、住宅は100%工場生産という訳にはいかないですよね。職人たちの経験と技術による部分も相当あります。<br />
当社では優れた職人たちの賃金を不当に下げてまで安く住宅を造ろうとは考えていません。また、価格の安さだけを求めて劣悪な輸入材料を使うこともしません。適正な価格で仕事をさせていただいて適正な利益を得たいと考えています。しっかりと持続できることが長期にわたるアフターサービスにつながると考えているからです。ですから商圏を地元だけに限定し、良い材料を厳選し、卓越した技術の職人が高い技術力で<strong>真心をこめて</strong>住まいを造っています。<br />
展示場の出展費とか営業経費、交通・運搬経費なども殆ど必要なく、価格のうち住宅そのものがしめる比率が大きいのでお値打ちで、正に適正価格であると考えています。<br />
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また、ただ物を売るだけの商売とは違い、建てさせていただいた建物をいつまでも愛着を持って暮らせるようにアフターメンテナンスを大切にしております。<br />
<strong>お施主様のご予算やご希望に合わせた提案</strong>をしてまいります。また、当社に支払う金額のみでなく、税金や私的な出費まで想定して家1件を取得することによって必要となる合計金額を概算でお示ししております。<br />
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2012-07-18T00:00:00+09:00
水と戦う
https://www.iwahashi-kensetsu.co.jp/publics/index/54/detail=1/b_id=35/r_id=25#block35-25
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日本は世界でも類を見ないくらい水に恵まれた国である。温暖多雨で湿度も高い。この特徴のある気候によって日本の建築は屋根を機能的で美しい姿に進化させていった。かつては童謡「こいのぼり」に謳われるように「甍の波」の文化があった。今では新しい材料、多様な建築スタイルによってその景観は失われている。<br />
元来、日本家屋は深い軒庇によって建物も暮らしも守られていた。深い庇は風雨や日射から建物を守り同時に人々の暮らしを守ってきた。<br />
日本の夏は暑い、湿度も高い。深い庇に、開放的な掃き出し窓、そして土壁が高温多湿の夏を涼しくしてくれた。井戸、お風呂やトイレも別棟の離れに造った。少しでも水から住まいを守る知恵であった。<br />
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住宅に関係する水といえば雨水・浸水、結露水、給排水設備による水などがある。近年では屋根下地のルーフィング、壁下地の透湿防水シート、隙間充填材のコーキングなどの材料、施工方法の進歩によって外部からの雨水の侵入は格段に少なくなった。しかし、ゲリラ豪雨の多発により床下浸水、ベランダ・サッシ廻りからの漏水は注意が必要だ。<br />
給排水設備も材料、施工方法の進歩によって漏水はめったに起きない。<br />
一番厄介なのは結露である。結露には冬型結露と夏型結露がある。いずれも温度差によって気体の水蒸気が液体の水になるのです。最近はペアガラス、断熱サッシ、断熱材の普及と高性能化によって結露が減ってきていると勘違いしている人が多い。<br />
目に見える部分での結露が減っているかもしれないが、目に見えない部分はどうなっているのだろう。壁体内部や天井裏、床下など大丈夫だろうか?これらの部分での水気は構造躯体にも<strong>致命的な損傷</strong>をもたらす。<br />
<strong>水気はカビ菌、腐朽菌、しろありを呼ぶ</strong>。どんなに耐震性の高い建物を造っても、これらの害を受ければその性能は望めないのである。<br />
最近の住宅は、国の施策によってやたらに高断熱で高気密になってきている。施工会社や職人さんたちの知識や技量を超えているといっても良い。高断熱で高気密なほどちょっとしたすきまや欠点部分に結露も集中してしまうのです。<br />
人間のすることには完璧はありえません。当社では、自然の原理に逆らうのではなく、また政策が求める数値だけを追うのではなく、<strong>今ある優れた材料を使い職人たちの経験と技術を駆使して自然の猛威から建物も暮らしも守る住まい</strong>造りを根本の理念にしていきます。
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2012-07-18T00:00:00+09:00
数値や基準の意味?
https://www.iwahashi-kensetsu.co.jp/publics/index/54/detail=1/b_id=35/r_id=24#block35-24
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<p>平成23年3月11日、東日本大震災が発生。その被害はあまりに甚大でその傷跡はそう簡単に癒えるものではない。そして、もう1つ大変なことが福島第1原発事故だろう。ここではマイクロだの何ミリシーベルト、何とかベクレルだとか意味不明の数値や単位があふれ安全基準がいくつだとか、直ちに影響の出る数値ではないとか、暫定値だとか、何歳以下にはどれだけまでなら許容範囲だとか。<br />
その日の風の向き、強さ、気象条件も考慮せずに<strong>、一律に</strong>何キロ圏内がどうのこうのと。<br />
それも、コロコロと基準値が変わる。これらの報道を見聞きして強く感じたことは、これらの数値は国民の生命や財産を守るものでも将来を保証するものでもないんだということ。役人や、上層部の人たちの保身のためだけに勝手に都合のいい数値や基準を並べて翻弄しているだけだったのでは。うそで塗り固め訳のわからない数値で大丈夫、安全だと思い込ませる道具だと思えた。<br />
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最近の住まいも性能表示をはじめ、やたらと数値や基準で比較したがる。だれかが自分たちの都合のいいように勝手に決めた基準だ。基準とは同じ種類のものを同じ測定方法で比較したときにバラツキがあるものをある一定のレベルで線引きして、それ以上であるかそれ以下であるかを判断するものだと思うが、住宅のようにあらゆる工法でそれぞれ違う仕様で造っているものを、その数値で共通に推し量ろうとすることに大した意味は無いと思う。まして、住宅の全体を比較も考慮もしないで、ある一部の性能を比較だけしてみたところで、その性能値が高いから「良い家」だとするのはいかがなものか。その部位の優位性だけを誇張して宣伝する大手メーカーの術中にはまりすぎていないだろうか。<br />
とくに、木造住宅では数値で推し量れない事柄も多いし、むしろ<strong>数値で推し量れないものの中に住まいとしての大切な要素の多くが含まれている</strong>と思うのです。<br />
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食品の賞味期限や様々な含有物、カロリーなどの数値もしかり。消費者がそれらをあてにしすぎていると、次々に偽装事件は起きる。偽装を見破れないことも多いのでは?数値は誤診断やごまかしもありうる。現実にその数値を上げるだけのことに目を奪われて重大な欠陥がある住宅を造っている会社が多いのでは?たとえば省エネ性能を1つ取り上げてみても、どの種類の断熱材を使用したかで等級を分けているが、断熱材の種類に応じた正しい施工が伴っていなければ、期待の性能は得られないどころか結露等の重大な欠陥を生じさせる原因となっている場合もあるのです。<br />
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私たちはそんな数値に縛られたり、信用しすぎたりせず、もっと感性を磨かなければいけないのではないか。基準の数値はあくまでも参考にする程度にして、自分や家族にとって良いものかどうか、本物と偽物、安全か危険か。それらを冷静に見極めて、大切な住まい造りは何でも相談できてアフターも安心で信用できる地元の業者に依頼するのが良いと思うのです。</p>
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2012-07-18T00:00:00+09:00
住宅の価格 2
https://www.iwahashi-kensetsu.co.jp/publics/index/54/detail=1/b_id=35/r_id=23#block35-23
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<div>当社の施工中の現場を見られたり、現場見学会にご来場のお客様から「この家はいくらですか?」と良く聞かれます。<br />
注文住宅ですからお施主様の立場がありますから「この家は○○○万円です。」などとは言えないのであります。<br />
だれでも、大変な思いをして高額な資金を用意されているのです。安普請とは思われたくないし、実際より多めに言いたいのではないでしょうか。<br />
だから「どの程度のどういう形の家ならいくらくらいでできます。しかし、一軒一軒すべて条件が違いますからお話を伺った上でご予算にあったご提案をさせていただきます。」とお答えさせていただいております。<br />
当社の標準的な仕様では40坪前後の2階建てで坪単価55万円程度です。しかし、<strong>これはあくまで見積した後の結果であって、先に坪単価があるものではありません。</strong>お客様の要望をお聞きし、当社がご提案する形で見積をさせていただいた金額を工事面積で割った坪単価です。お施主様の要望・各部の仕様やグレードによって坪単価45万円くらいから、上は80万円くらいが当社の価格帯だと考えています。<br />
標準と言うレベルは各社まちまちであるし、お客様の価値観も様々だと思います。<br />
<strong>当社の標準とは</strong>、フラット35の技術基準に適合し、耐久性にも優れた材料と施工方法を厳選しております。特に贅沢な部分はないですがお施主様に満足いただき、当社としても地元の業者として恥ずかしくないどころか自信を持って造ることができるレベルのものであると考えています。しかし、1棟1棟すべて間取りも、大きさも、仕様も違いますから坪単価も当然違います。<br />
<strong>近年の施工例の大部分が坪単価55万円から60万円くらい</strong>でご契約させていただいております。でも坪単価を聞いたって何が分かるのでしょう?坪単価を安く表現する手法はたくさんあります。そのような巧みな営業手法に惑わされないでほしいと思います。別の機会に「坪単価のトリック」としてご説明したいと思います。<br />
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「坪いくらかを他社と比較しても、それぞれに仕様も考え方も違うのに何も比べようがないのでは?」ということです。<br />
ハウスメーカーのモデルハウスや建売住宅のように既に完成しているものですら、その出来栄えからは中身の全てを理解することはとてもできませんし、まったく異質なもの同士を価格だけで高いとか安いとか言うのではなく、その価格に対して商品がそれだけの価値があるかどうかが大切なのだと思います。<br />
原価の割合も価値を判断するひとつだと思います。価格の中には、材料費と工事費という純粋に建物の原価の他に、事務所や車両の維持経費、販売促進のためのツール広告宣伝費、人件費、その他様々な費用が含まれています。<br />
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住宅は高額なものだと思います。デフレの世の中ですから安いにこしたことはありません。<br />
ですが、住まいは一生の財産です。また、松下幸之助氏が言ったように「<strong>住まいは人間形成の道場</strong>」です。<br />
住まいには言葉ではなかなか言い表せない大切な価値がたくさん詰まっていなければと思うのです。そこには人々の、家族の健康で豊かな暮らしが育まれるものでなければなりません。<br />
そんな大切な住まいを安く安く売ろうとして「住まいの価値」まで下げすぎてしまってはいけないと思います。<br />
当社では、「<strong>価値のある住まい造り</strong>」を追求し続けます。</div>
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2012-07-18T00:00:00+09:00
負の遺産を残さない
https://www.iwahashi-kensetsu.co.jp/publics/index/54/detail=1/b_id=35/r_id=22#block35-22
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物質的には豊かになった日本。大量生産、大量廃棄で経済大国といわれる存在になった。しかし、物があふれ廃棄処分する方法や場所にも行き詰っている。<br />
これからの時代は循環型の社会やストック型の社会への変換が急がれている。物質的に豊かになった分だけ精神的には貧しくなっているように感じられる。<br />
豊かさを求め、利益を追求するあまり私たちは地球環境、自然環境を随分と犠牲にしてしまった。そのことに気がつき始めてもなお、欲望は尽きないようだ。<br />
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住まい造りにおいても自然素材を望む声は高まっているが、表面的な部分だけなんですよね。<br />
よほど気に入った建物でも、頑丈に造った建物でも、いつかは取り壊すときがくる。その取り壊す立場になって考えてみてください。<br />
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核燃料の廃棄物もそうであるが、廃棄処分の方法も確立されていなくて、それが重要な問題であることを認識しているのに、どんどん製造して使用を続ける。廃棄物はたらいまわし。・・・こんなことをいつまで。・・・<br />
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住宅でも同じようなこと。廃棄が大変むづかしいもの。人体への安全性も不確定のもの。リサイクルできないものやリサイクルができても莫大な費用を伴い現実性の無いもの。こんなものを未だに大量に生産し、消費して住宅を造っている。<br />
地盤改良や、やたらに頑丈な基礎。そこまで必要なのかなと思う。化学物質の断熱材や建材。いつの日か解体して更地にするときには大変な労力と費用がかかる。自分の子どもや孫に大変な負の遺産を残すことになる。誰も管理する人がいなくなって「いつか朽ち果てるときに土に還る」とまではいかなくても、製造する過程から廃棄処分されるまで環境にも優しく、解体する立場に立って少しでもリサイクルしやすくて費用も抑えられるような材料を選び適度な施工をすることを意識していたいと考えています。